計算の優先順位
本機は下記の優先順位に従って計算します。
基本的に左から右へと計算されます。
カッコが使用された場合、カッコ内の計算が最優先されます。
個別の計算命令ごとの優先順位は、下記の通りです。
1 | 括弧内の式 |
---|---|
2 | 括弧付き関数 (sin(、log(、f(、g(など、関数の右側に引数を取り、引数の末尾に閉じ括弧の入力が必要な関数) |
3 | 後置関数 (x2、x3、x-1、x!、°’ ”、 °、r、g、%、t)、エンジニアリング記号 (m、μ、n、p、f、k、M、G、T、P、E) (fx-JP900CWのみ)、べき乗 ()、べき乗根 () |
4 | 分数 |
5 | 前置記号 (負符号(-)、基数の接頭辞 d、h、b、o) |
6 | 単位換算コマンド (cminなど)、統計アプリの推定値コマンド (xˆ、yˆ、xˆ1、xˆ2) |
7 | 乗算記号の省略された乗算 |
8 | 順列 (nPr)、組み合わせ (nCr)、複素数アプリの極座標形式記号 (∠) |
9 | 内積 (•) |
10 | 乗算 (×)、除算 (÷)、余り計算 (÷R) |
11 | 加算 (+)、減算 (−) |
12 | 論理演算子 and |
13 | 論理演算子 or、xor、xnor |
負数を使った計算では、負数にカッコを付ける必要がある場合があります。たとえば「-2の二乗」を計算したい場合は、後置関数である x2 の優先順位(上記表の3番目)が、前置記号である負符号(-)の優先順位(上記表の5番目)よりも高いため、「(-2)2」と入力することが必要です。
例:
((-))2 -22 = -4
((-))2 (-2)2 = 4