適切な方法で心拍計測を行うために、以下のポイントに注意する必要があります。
計測時のご注意
心拍計測機能について
- 本機は背面(裏ぶた)に内蔵した光学センサーによって計測された脈拍に基づく推定心拍数を表示します。この数値は、下記等の条件によって誤差が生じます。
- 本機の腕への装着状態
- お客様の腕の特徴や状態
- トレーニングのタイプや強度
- センサー周辺の汚れや汗等
このため、本機が表示する心拍数データはあくまで参考値であり、その正確性が保証されるものではありません。
- 次のような場合、正確な心拍数を読み取ることができなくなる可能性があります。
- 低温環境での運動時など、腕への血流が減少してしまう場合
- 腕に刺青(タトゥー)がある場合
- 皮膚に日焼け止めクリームやローション、虫よけスプレー等を塗布した場合
- 本機の心拍計測機能はレクリエーションで使用することを目的としており、医療を目的としたいかなる用途にも使用することはできません。
心拍計測に影響を与える動き
- 腕のみを激しく動かすアクティビティや特定の動作*は、心拍計測に影響を与え、本機が表示する心拍数データに誤差が生じる可能性があります。
*手首を激しく動かす動作、手首をこねる動作、(例:打楽器の演奏、テニス等)
トレーニング前のウォーミングアップ
- 低い気温や手の冷え等によって血液の循環が弱くなることで、心拍計測に影響を与える可能性があります。
- 心拍計測を伴うトレーニングを行う場合は、事前に身体を温める等の適度なウォーミングアップを心掛けてください。
装着時のご注意
良好な精度で心拍計測をするためには、装着のしかたが重要です。
特にトレーニングやランニングなどの運動をする場合は、本機が揺れたり、ずれたりしないように、下記の要領で調整してください。
- 本機を腕に緩めに装着し、時計本体の右側*に指を1本以上置きます(図1)。
*本機を右腕に装着する場合は、時計本体の左側に指を置いてください。
- 尺骨の突起(図2の丸囲み部分)に本機がかぶる場合、指の本数を増やして尺骨の突起を避けてください。
- 尺骨の突起位置や形状には、個人差があります。
- 手首を曲げたときに、手首関節から本機側面までが指1本以上離れるよう、本機の装着位置を調整します(図3)
- 装着位置が決まったら、本機と腕が滑らない程度までバンドをしっかりと締めます。
- センサーの光が外に漏れないように、センサーと腕を密着させてください。
- バンドをきつく締めすぎないようにしてください。