モジュール番号 3522

使用場所を設定する

経度と月潮間隔を設定して、使用場所(タイドグラフや月齢を調べる場所)を設定します。

参考

使用場所の設定は記憶されます。ただし、引っ越しや旅行などで大きく移動したときは、その場所に合わせて設定し直してください。

工場出荷時の使用場所は、以下のように設定されています。

東京(時差+9、経度140°E)

月潮間隔 5時間20分

  1. 時刻モードにします。

  2. Aボタンを1秒以上押し続け、「秒」が点滅したら指を離します。

  3. 3522_Sec_SET_comon
  4. Cボタンを2回押します。

  5. 「時差」が点滅します。

    3522_25_TideMoon
  6. BまたはDボタンを押して、協定世界時(UTC)との時差を設定します。

  7. BまたはDボタンを押し続けると、早送りできます。

    時差は0.5時間単位で-12~0~+14時間まで設定できます。

  8. Aボタンを押します。

  9. 「経度値」が点滅します。

    3522_26_TideMoon
  10. Cボタンを押して、変更する項目を選びます。

  11. Cボタンを押すごとに、以下の順番で点滅する項目が切り替わります。

    fl_Date_other_seting_Item_01
  12. 値を設定します。

  13. 「経度値」を設定する場合

    1. BまたはDボタンを押して、値を変更します。

    2. BまたはDボタンを押し続けると、早送りできます。

      1°単位で0~180°で設定できます。1°未満の端数は丸めて入力してください。
      例:経度値が「50°40'」のとき、「 51°」と入力

      [LONG]
      経度(Longitude)を示します。

    「東経・西経」を設定する場合

    1. Dボタンを押して、[E](東経)と[W](西経)を切り替えます。

    2. 3522_27_TideMoon

    「月潮間隔」を設定する場合

    1. BまたはDボタンを押して、値を変更します。

    2. BまたはDボタンを押し続けると、早送りできます。

      インターネットなどの情報に合わせて、月潮間隔を設定してください。

      [INT]
      月潮間隔(Lunitidal Interval)を示します。

      3522_28_TideMoon
  14. 手順6、7を繰り返して、経度と月潮間隔を設定します。

  15. Aボタンを押して、設定を終了します。

参考

設定画面で、何も操作せず2~3分間経過すると、セット状態が解除されます。

月潮間隔について

理論上では、月が正中したとき(図1)に高潮(満潮の極限)になり、その約6時間後に低潮(干潮の極限)になると言われています。ただし、実際の地球上では、海水の粘性や摩擦、海底の地形などの影響によって正中時より遅れて高潮になります(図2)。この時間差を「月潮間隔」と呼びます。
「月潮間隔」は同じ日本国内でも地域(港)により異なります。

図1

月が正中したとき、潮汐力が最大になります。

img_1_MoonTideInterval

図2

実際の高潮は、月の正中時から数時間遅れて起こります。

img_2_MoonTideInterval