高度計を使う
高度計には、カラー表示2種類(左から高度メーター画面、高度グラフ画面)およびモノクロ表示があります。
- どの画面にも現在高度が表示されます。
- 高度グラフ画面には、過去24時間の高度変化グラフと、その間の最低高度(Min)および最高高度(Max)が表示されます。
- 本機の高度計の計測範囲は-700~10,000m、計測単位は1mです。
高度計を使う前に
- 本機の高度計は、位置情報(GPS)を使って自動で高度補正を行うことが可能です。この機能を使うには、次の設定が必要です。
- 本機およびスマートフォンの「位置情報」を正しく設定する。
「アウトドア機能を利用するための準備」の手順1を参照してください。
- 本機の「高度をロケーションで補正」を「ON」にする。
「アウトドア機能の共通設定について」をお読みの上、「高度をロケーションで補正」の操作を行ってください。
- 本機は気圧の変化量に基づく相対高度を表示しているため、同じ場所にいても周囲の環境変化によって表示する値が変化したり、実際とは異なることがあります。「高度をロケーションで補正」はGPS情報を用いて高度を補正しますが、GPS情報が原理的に誤差を含んでいるため、本機が表示する高度と実際の標高の誤差が大きくなることがあります。登山中などに、より高い精度で表示したい場合は、現在地の正確な標高を手動で入力する補正操作を、こまめに実施することをおすすめします。「アウトドア機能の共通設定について」をお読みの上、「高度補正」の操作を行ってください。
- 高度を計測するときは、できるだけ本機自体の温度を一定に保ってください。計測前に本機をしばらく腕につけたままにすると温度が安定するため、より正確な計測ができます。圧力センサーは温度変化の影響を受けると、多少の誤差が出ることがあります。
高度計に関するご注意
- スカイダイビング、ハンググライダー、パラグライダーをしているとき、またはジャイロコプターやグライダーに搭乗中のときのように、短時間で高度が変化する場合は、使用しないでください。
- 本機で計測した高度を専門的または産業レベルで利用しないでください。
- 航空機内では、機内の気圧で高度を計測するため、機内でアナウンスされる高度と一致しません。
- 気象条件により大気圧に変化が生じたときや、気温の変化が大きいとき、時計が強い衝撃を受けたときは、正しい計測ができない場合があります。
本機が表示する高度について(相対高度)
高度の表し方には以下の2つがあります。
相対高度:
2つの場所の高さの差を表します。
例:地面から測ったビル屋上までの高さ()
海抜高度(標高):
海面からの高度を表します。
例:海面から測ったビル屋上までの高さ()
本機の高度計は、圧力センサーで計測した気圧を高度に換算した値を表示します(相対高度計)。本機が表示する相対高度は、国際民間航空機関(ICAO)が定めている国際標準大気(ISA)の定義に基づいています。