時刻を合わせる
この時計は、電波を受信して日付や時刻を合わせることができます。

標準電波で時刻を合わせる
概要
標準電波を受信すると、時計の時刻や日付を合わせることができます。
重要
電波を受信して正しい時刻を表示するには、ホーム都市のタイムゾーンを使用する地域に設定する必要があります。
飛行機内など電波の受信を禁止または制限されている場所では、自動時刻修正を無効にしてください。
参考
標準電波は、受信できる地域が限られています。標準電波を受信できない地域で使う場合は、手動で時刻を合わせてください。
標準電波を受信しても時計が正しい日時を示さない場合は、針や日付の位置を補正してください。
受信に適した場所
窓際で電波を受信できます。
時計の7~8時位置を窓に向けて置いてください。
金属は避けてください。
時計を動かさないでください。
時計を操作しないでください。

参考
以下の場所では、標準電波を受信しにくくなります。
ビルの中およびその周辺
乗り物の中
家庭電化製品、OA機器、携帯電話などの近く
工事現場、飛行場など電波障害が起きる場所
高圧線の近く
山間部、山の裏側
標準電波の受信範囲
日本(JJY)
日本の標準電波送信所は、福島県のおおたかどや山と福岡県/佐賀県のはがね山に位置します。
標準電波の受信範囲は、各送信所を中心として約1,000km以内です。
中国(BPC)
中国の標準電波送信所は、中国河南省の商丘市に位置します。
標準電波の受信範囲は、商丘送信所を中心として約1,500km以内です。
アメリカ(WWVB)
アメリカの標準電波送信所は、コロラド州フォートコリンズに位置します。
標準電波の受信範囲は、フォートコリンズ送信所を中心として約3,000km以内です。
イギリス(MSF)/ドイツ(DCF77)
イギリスの標準電波送信所は、カンブリア州アンソーンに位置します。
ドイツの標準電波送信所は、フランクフルト南東のマインフリンゲンに位置します。
標準電波の受信範囲は、各送信所を中心として約1,500km以内です。
参考
標準電波の受信範囲内でも地形、天候、時期(季節)、時刻、無線ノイズの影響により受信できないことがあります。
自動で標準電波を受信する
午前12時(深夜12時)から午前5時の間に標準電波を受信して、自動で時刻や日付を合わせます。1日1回受信に成功すれば、その日は自動受信をしません。
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窓際のような受信に適した場所に時計を置きます。
標準電波を受信中は、秒針が[RC]を示します。
受信に成功すると、自動的に時計の時刻と日付が合います。
参考
受信には約2分から約10分かかります。最大で約20分かかる場合もあります。
自動受信のオン/オフ設定
自動受信の設定をオフにして自動受信機能を停止させることができます。
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Aボタンを押します。
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手順1から10秒以内にりゅうずを1段引きます。
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りゅうずを回して自動時刻修正を無効にします。
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りゅうずを戻します。
秒針が前回の受信結果を9~10秒間示します。

手順1の操作から10秒以上経過したためりゅうずを引く前に秒針が通常の秒運針に戻った場合は、手順1からやり直してください。
[Y(YES)]:自動時刻修正が有効
[N(NO)]:自動時刻修正が無効

手動で標準電波を受信する
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窓際のような受信に適した場所に時計を置きます。
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秒針が[RC]の位置を示すまで2秒以上、Aボタンを押し続けます。
標準電波の受信が始まります。標準電波を受信すると、時計の時刻と日付が合います。

参考
受信には約2分から約10分かかります。最大で約20分かかる場合もあります。
受信を中止したいときは、Aボタンを押します。
受信に失敗した場合は、周辺の受信環境を確認の上、再度受信操作を行ってください。
昼間よりも夜間のほうが標準電波を受信しやすくなります。
受信のご注意
電波の受信による時刻合わせができないときは、平均月差±15秒の精度で動きます。
電波を受信して時刻合わせをするときに、時計内部の演算処理などにより若干(1秒未満)のずれが発生します。
時計が以下の状態のときは、標準電波を受信できません。
充電不足のとき
節電状態のとき
りゅうずを引いているとき
電波受信に対応していないタイムゾーンをホーム都市の地域に設定しているとき
電波の受信範囲外でお使いのとき
受信に成功すると、自動的に時計の時刻や日付が合います。ただし、以下のような場合は、サマータイムが正しく反映されません。
サマータイム開始日時、終了日時の規定が変わった
時計を操作して時刻を合わせる
電波の受信による時刻合わせができないときは、時計を操作して日付、時刻、ホーム都市を合わせます。
ホーム都市を設定する
この時計を使用する都市(タイムゾーン)を設定します。
重要
お使いの地域の都市(タイムゾーン)に設定していないと、標準電波を受信したときに、時計が正しい時刻を表示しません。
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りゅうずを1段引きます。
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りゅうずを回して、ホーム都市を変更します。
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りゅうずを戻します。
秒針が現在設定しているホーム都市を示します。

文字板に都市名が表示されていないタイムゾーンに設定することもできます。
タイムゾーンについては、以下をご覧ください。
時刻や日付を設定する
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りゅうずを2段引きます。
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りゅうずを回して「分」を合わせます。
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Aボタンを押します。
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りゅうずを回して「時」と「日」を合わせます。
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Aボタンを押します。
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りゅうずを回して「月」を合わせます。
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Aボタンを押します。
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りゅうずを回して秒針を「年(10の位)」に合わせます。
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Aボタンを押します。
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りゅうずを回して秒針を「年(1の位)」に合わせます。
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時報に合わせてりゅうずを戻します。
秒針が12時位置に移動します。

合わせる項目は、Aボタンを押すごとに、以下の順で切り替わります。

時針が小さく動き、「時」と「日」を設定できる状態になります。
日付を合わせるには、時針を繰り返し回して合わせます。
日付は午後10時~午前2時にかけて少しずつ変わります(午前12時は日付が中央に表示されていません)。
午前と午後は、日付の切り替わりを参考に、合わせてください。

「月」を設定できる状態になります。

「年(10の位)」を設定できる状態になります。
年は西暦の下二桁(20XX)で指定してください。

「年(1の位)」を設定できる状態になります。

サマータイムを設定する
サマータイムを実施している地域の場合は、サマータイムを設定します。
参考
各都市のサマータイムの初期設定(工場出荷時の状態)は[AT (AUTO)]です。多くの場合、[AT (AUTO)]であれば、設定を変更する必要はありません。
手動で文字板に都市名が表示されていないタイムゾーンに設定した場合は、サマータイムの設定を[STD]または[DST]に切り替えてお使いください。
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りゅうずを1段引きます。
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Aボタンを押します。
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Aボタンを約1秒間押し続けます。
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りゅうずを戻します。
秒針が現在設定しているホーム都市を示します。

秒針が現在のサマータイムの設定を示します。
[AT (AUTO)]
スタンダードタイムとサマータイムが自動で切り替わります。
[STD]
常にスタンダードタイムで表示します。
[DST]
常にサマータイムで表示します。
約3秒経過すると、秒針は都市コードに戻ります。
Aボタンを約1秒間押し続けるたびに、以下の順で設定が切り替わります。
[AT (AUTO)] [STD]
[DST]

前回の時刻合わせ結果を確認する
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Aボタンを押します。
秒針が前回の受信結果を示します。何も操作をしないまま9~10秒経過すると現在時刻に戻ります。
[Y(YES)]:前回の時刻合わせが成功
[N(NO)]:前回の時刻合わせが失敗

参考
標準電波を受信して時刻を合わせていても、その後手動で時刻や日付を変更した場合は、秒針が[N(NO)]を示します。