気圧/温度計測
現在地の気圧と温度を確認できます。

気圧と温度を計測する
-
気圧/温度計測モードにします。
気圧/温度計測モードに切り替えると計測が始まり、現在の気圧と気圧傾向グラフ、温度が表示されます。
気圧/温度計測モードに切り替えてから3分間は約5秒ごとに計測されます。それ以降は、約2分ごとに計測されます。

再計測する場合は、Bボタンを押します。
時刻モードに戻るには、Dボタンを押します。
参考
気圧/温度計測モードで、約1時間何も操作しないと時刻モードに戻ります。
計測範囲は以下のとおりです。計測範囲を超えた場合は、[- - -]が表示されます。
気圧計測:260hPa~1,100hPa
温度計測:-10.0°C~60.0°C
気圧の変化を確認する
この時計は、2時間ごとの気圧をグラフで表示します。過去42時間分の気圧の変化をグラフで見ることができます。グラフ右端のが最新の気圧値です。

今後の天気を予想する
表示 |
意味 |
---|---|
![]() |
グラフが上昇しているときは、気圧が上がり傾向(天気がよくなる)という目安になります。 |
![]() |
グラフが下降しているときは、気圧が下がり傾向(天気が悪くなる)という目安になります。 |
参考
気圧や高度が大きく変化すると、過去のデータがグラフ表示領域から外れて見えなくなることがあります(見えなくてもデータは存在しています)。
気圧差を確認する(気圧差グラフィック)
気圧/温度計測モードで計測された現在の値と、2時間ごとに自動計測された最新の値の差をグラフィックで表示します。
例:気圧差が-3hPaの場合

参考
気圧差が±10hPaを超えた場合や、気圧の計測値が計測範囲を超えたときは、気圧差グラフィックは表示しません。
気圧の急激な変化を知らせる
注意すべき気圧の変化(急降下、急上昇、低気圧通過、高気圧通過)を時計が検知したときに、音でお知らせすることができます。また、気圧/温度計測モードや、時刻モードで気圧傾向グラフを表示しているときは、画面に矢印が点滅で表示されます。この矢印で気圧変化の傾向を確認できます。このような告知を気圧傾向インフォメーションと呼びます。
表示 |
意味 |
---|---|
![]() |
気圧が急激に下降した |
![]() |
気圧が急激に上昇した |
![]() |
気圧が上昇を続けた後、下降に転じた |
![]() |
気圧が下降を続けた後、上昇に転じた |
重要
正しく計測するため、高度に変化がない場所で、気圧傾向インフォメーションをオンにしてください(例:山小屋やテント滞在時、海上)。
高度に変化があると、気圧も変化します。そのため、正しい計測ができません。登山などで昇降するときは計測しないでください。
-
気圧/温度計測モードにします。
-
Bボタンを2秒以上押し続けます。
-
気圧傾向インフォメーションをオフにする場合は、再度Bボタンを2秒以上押し続けます。
気圧傾向インフォメーションがオンになると、[INFO][Hold][On]が点滅した後、[BARO]が点灯します。

[INFO][Hold][OFF]が点滅した後、[BARO]が消灯します。
参考
気圧傾向インフォメーションをオンにすると、気圧/温度計測モード以外のモードのときでも2分ごとに気圧を計測します。
気圧傾向インフォメーションをオンにしてから24時間経過すると、自動でオフに戻ります。
気圧傾向インフォメーションがオンのときは、電波を受信しません。また、パワーセービング機能が働きません。
充電不足のときは、気圧傾向インフォメーションをオンにすることはできません。
充電不足になると、気圧傾向インフォメーションは自動的にオフになります。
気圧計測値と温度計測値を補正(オフセット)する
内蔵の圧力センサーと温度センサーは、工場出荷時に調整されているため、通常は補正の必要がありません。ただし、計測値に大きなずれが発生したときは、表示を補正できます。
重要
補正を誤ると正しい計測結果が得られません。正確な気圧計、正確な温度計と照らし合わせて正しい数値に補正してください。
温度センサーを調整する場合は、時計を腕から外し、時計本体が周囲の温度になじむまで20~30分待ってから補正してください。
-
気圧/温度計測モードにします。
-
Eボタンを2秒以上押し続け、[TEMP]を表示したら指を離します。
-
Dボタンを押して、温度補正または気圧補正の表示を選びます。
-
AまたはCボタンを押して、値を変更します。
-
Eボタンを押して、設定を終了します。
温度が点滅します。


温度セット単位:0.1°C
気圧セット単位:1hPa
AまたはCボタンを押し続けると、早送りできます。
工場出荷時の値に戻すには、AボタンとCボタンを同時に押します。
参考
設定画面で、何も操作せず2~3分間経過すると、セット状態が解除されます。
気圧、温度計測のご注意
気圧計測のご注意
この時計で計測した気圧傾向グラフは、天候を予測する際の目安として使用できます。ただし、公式の天気予報や報道活動では、精密機器として使用しないでください。
圧力センサーは、急激な温度の変化に影響を受ける場合があります。その結果、計測した数値に多少の誤差が出ることがあります。
温度計測のご注意
温度計測は体温、直射日光、湿気の影響を受けます。正確な温度を計測するためには、腕から時計を外して水分を拭き取り、換気が良く直射日光の当たらない所に置いてください。約20~30分で周囲の温度を計測できます。