モジュール番号 3582

本機について

時計の概要と、便利な使い方を紹介します。

本製品の特長

ソーラー充電

太陽や照明の光によって発電し、電気エネルギーを充電しながら動きます。

電波受信

時刻情報を乗せた電波を受信し、正確な時刻を表示します。

蓄光LCD

光を吸収し、暗い場所でも視認が可能な蓄光塗料をLCDに施しています。

ワールドタイム

世界48都市(31タイムゾーン)とUTCの時刻を表示できます。

アラーム

設定した時刻になると、アラーム音を鳴らしてお知らせします。

方位計測

北の方向や目標の方位を調べることができます。

高度計測

現在地の高度を計測できます。
日時や高度を記録できます。
2点間の高度差を計測できます。

気圧/温度計測

気圧傾向の表示、注意すべき気圧変化の通知もできます。

現在の気温を計測できます。

高度記録の確認

高度計測で記録したデータの確認や削除ができます。

日の出/日の入り時刻

日付と場所を指定して、日の出/日の入り時刻を調べることができます。

ストップウオッチ

1/10秒単位で999時間59分59秒9まで計測できます。

タイマー

設定時間をカウントダウン計測し、残り時間が0になるとタイムアップ音を鳴らしてお知らせします。

重要

専門的な計測器ではありません。計測機能は、目安としてお使いください。

方位計を本格的な登山などでご使用になるときは、必ず予備のコンパス(方位磁針)を携帯してください。予備のコンパスと比較して計測した方位が異なる場合は、正しい方位を計測するため、2点補正をしてください。

永久磁石(磁気アクセサリーなど)、金属類、高圧線、架線、家庭電化製品(テレビ、パソコン、携帯電話など)の近くのような、強い磁力がある場所では正しく計測や補正ができません。

高度計は、計測した気圧を高度に換算した値を表示します(相対高度計)。そのため標高や海抜高度とは異なる値を表示することがあります。こまめに補正しながら計測することをおすすめします。

参考

この操作ガイドに記載しているイラストは、視認性を考慮して実際のものとは異なる描写をしているものがあります。ご了承ください。

各部の名称

3582_01_Intro

Aボタン

時刻モード表示中に押すと、高度計測モードに切り替わります。

Bボタン

時刻モード表示中に押すと、気圧/温度計測モードに切り替わります。

Cボタン

時刻モード表示中に押すと、方位計測モードに切り替わります。

Dボタン

押すごとに、モード(機能)が切り替わります。

どのモードでも、2秒以上押し続けると、時刻モードに戻ります。

Eボタン

時刻モード表示中に押すと、画面の表示切り替えができます。

Lボタン

押すと、ライトが点灯します。

画面の表示

3582_02_Intro_JA
  1. サマータイムのときに点灯します。

  2. 電波受信に成功しているときに点灯します。

  3. 12時間制表示で午後のときに点灯します。

  4. 節電(パワーセービング)がオンのときに点灯します。

  5. 日の出/日の入りモードのときに点灯します。

  6. フルオートライトがオンのときに点灯します。

  7. 充電量を表示します。

  8. 時報をオンにすると点灯します。

  9. 温度の単位が点灯します。

  10. 操作音がオフのときに点灯します。

  11. スヌーズアラームがオンのときに点灯します。

  12. 気圧傾向インフォメーションをオンにすると点灯します。

  13. 高度の単位が点灯します。

  14. 気圧の単位が点灯します。

  15. アラームをオンにすると点灯します。

  16. 高度差/気圧差をグラフィック表示します。

モードを切り替える

この時計には、以下のモード(機能)があります。

どのモードで操作していても、Dボタンを2秒以上押し続けると、時刻モードに戻ります。

3582_03_gg_Intro

モードは、上記イラスト内に記載のボタンで切り替えます。

各モードの概略

時刻モード

現在の日時を表示します。

Eボタンを押して、以下の項目を画面の上段に表示することもできます。

月・日

気圧傾向グラフ

3582_04_fl_Intro

高度計測モード

現在地の高度を計測します。

3582_05_ALTI_Intro
  1. 高度傾向グラフ/高度差

  2. 高度

  3. 現在時刻

方位計測モード

方位や角度を計測します。

3582_06_COMP_Intro
  1. 12時方向の方位

  2. 北方位を示すグラフィック表示

  3. 12時方向の方位角

気圧/温度計測モード

現在地の気圧と温度を計測します。

3582_07_BARO_Intro
  1. 気圧傾向グラフ

  2. 気圧

  3. 温度

  4. 気圧差グラフィック

高度記録の確認モード

計測した高度記録を確認できます。

3582_08_RECALL_Intro
  1. データ番号

  2. 高度

  3. 記録した日付

ストップウオッチモード

経過時間を計測します。

3582_09_STW_Intro
  1. ストップウオッチ時

  2. ストップウオッチ分

  3. ストップウオッチ秒

  4. ストップウオッチ 1/10秒

タイマーモード

タイマーを計測します。

3582_10_TMR_Intro
  1. タイマー時

  2. タイマー分

  3. タイマー秒

アラームモード

指定した時刻に音でお知らせします。

3582_11_ALM_Intro
  1. アラーム・時報のオン/オフ

  2. アラーム番号

  3. アラーム時

  4. アラーム分

ワールドタイムモード

世界48都市(31タイムゾーン)とUTC(協定世界時)の時刻を知ることができます。

3582_12_WT_Intro
  1. 都市コード(ワールドタイム都市)

  2. ワールドタイム都市の時刻

  3. ホーム都市の時刻

受信モード

手動で電波を受信します。

3582_13_RC_Intro
  1. 受信状態レベル

充電する

この時計は、ソーラーパネルで発電した電気をバッテリー(二次電池)に充電しながら動作します。ソーラーパネルは文字板と一体になっており、文字板に光が当たっているときは常に発電し充電しています。

充電する

時計を腕から外しているときは、光が当たる明るい場所に置いて充電してください。

WAT_SOLAR_01

腕につけているときは、文字板(ソーラーパネル)に衣類の袖がかからないように心がけてください。文字板(ソーラーパネル)が一部でも隠れていると発電効率が低下します。

WAT_SOLAR_caps_02

重要

充電の際、光源の条件や環境によっては時計本体が非常に高温になり、火傷を負ったり、時計内部の部品が破損する原因となります。
以下のような60°C以上になる可能性がある場所での充電は避けてください。

炎天下に駐車している車のダッシュボードの上

白熱灯、撮影用ライト、ハロゲンランプなどの発熱体に近い所

直射日光が長時間当たり高温になる所

極端な高温下では液晶パネルが黒く(液晶タイプによっては白く)なることがありますが、温度が下がれば正常に戻ります。

充電量を確認する

画面の表示で、充電量を確認できます。

3582_14_Batt_Intro

充電レベル1:良好

すべての機能を使えます。

3582_15_Lv1_Batt_Intro

充電レベル2:良好

すべての機能を使えます。

3582_15_Lv2_Batt_Intro

充電レベル3:充電不足

[L]および[LOW]が点滅し、以下の機能が使えなくなります。

電波受信

方位計測、高度計測、気圧/温度計測

ライト点灯

音(アラームなど)

3582_15_Lv3_Batt_Intro

充電レベル4:充電不足

レベル3よりも充電量が減ると[CHG]が点滅し、すべての機能が使えなくなります。

3582_15_Lv4_Batt_Intro

充電レベル5:充電切れ

液晶画面の表示が消灯します。また、データがすべて消去され、設定がお買い上げ時の状態に戻ります。

重要

充電不足や充電切れになったときは、文字板(ソーラーパネル)に光を当てて速やかに充電してください。

参考

[H]、[M]、[L]がすべて点滅しているときは、一時的な電池消耗により、すべての機能が使用できなくなります。

充電時間の目安

充電時間の目安として、下の表をご活用ください。

1 日、使用するために必要な充電時間

光量(ルクス)

充電時間

50,000

5分

10,000

24分

5,000

48分

500

8時間

充電量の回復に必要な時間

晴れた日の屋外など(50,000ルクス)

充電切れarrowR充電量:中

2時間

充電量:中arrowR充電量:高

16時間

充電量:高arrowR満充電

5時間

晴れた日の窓際など(10,000ルクス)

充電切れarrowR充電量:中

6時間

充電量:中arrowR充電量:高

77時間

充電量:高arrowR満充電

21時間

曇りの日の窓際など(5,000ルクス)

充電切れarrowR充電量:中

12時間

充電量:中arrowR充電量:高

156時間

充電量:高arrowR満充電

42時間

蛍光灯下の室内など(500ルクス)

充電切れarrowR充電量:中

144時間

充電量:中arrowR充電量:高

充電量:高arrowR満充電

参考

実際の充電時間は、環境や時計の設定などによって異なります。

節電(パワーセービング機能)

午後10時から午前6時の間に、時計を暗い場所に約1時間置いておくと画面の表示が消えて、レベル1の節電状態になります。この状態が6~7日続くと、レベル2の節電状態になります。

節電レベル1:

画面表示を消して節電します。

節電レベル2:

画面表示を消して節電します。すべての機能を使用できません。

節電状態を解除する

以下の方法で、節電状態を解除します。

いずれかのボタンを押す

時計を明るい場所に置く

時計を傾けてフルオートライト機能を作動させる

参考

時計が以下のときは、節電状態になりません。

ストップウオッチモード

タイマーモード

気圧傾向インフォメーションを設定しているとき

パワーセービング機能のオン/オフを切り替えることができます。

時計を装着している場合でも、ソーラーパネルが袖などに隠れていると節電状態になることがあります。

暗い所で時計を見る

暗い所で時計の表示を見るときに、ライトを点灯することができます。

また、この時計の文字板は蓄光LCDです。事前にライトを照射すると、暗い場所でも1時間程度表示を見ることができます。

手動でライトを点灯させる

Lボタンを押すと、ライトが点灯します。

ライト点灯中にアラーム音が鳴ると、消灯します。

電波受信中は、ライトが点灯しません。また、センサー計測中もタイミングにより点灯しません。

3582_16_LT_Intro

自動的にライトを点灯させる

フルオートライト機能がオンのときは、暗い所で時計を40°以上傾けると、ライトが点灯します。

Light_a

重要

以下の図のように、時計が水平状態から15°以上傾いていると、点灯しにくくなります。

Light_b

静電気や磁気の影響でフルオートライトが作動しないことがあります。その場合、もう一度時計を水平状態にしてから傾けてください。

時計を傾けたとき、内部から「カラカラ」と音がする場合があります。これは、フルオートライトスイッチの作動音で、故障ではありません。

参考

明るいところでは点灯しません。

以下の状態のとき、フルオートライト機能は作動しません。

アラーム音やタイマー音などが鳴っているとき

方位計測モードのとき

電波を受信しているとき

日の出/日の入り時刻を計算しているとき

フルオートライト機能を設定する

  1. 時刻モードにします。

  2. Lボタンを3秒以上押し続け、フルオートライト機能をオンまたはオフに設定します。

  3. フルオートライト機能をオンにすると、[LT]が点灯します。

    3582_17_LT_Intro

参考

[CHG]を表示すると、フルオートライト機能がオフになります。

点灯時間を設定する

ライトの点灯時間は、1.5秒と3秒のどちらかを選ぶことができます。

  1. 時刻モードにします。

  2. Eボタンを2秒以上押し続け、現在設定しているホーム都市が表示されたら指を離します。

  3. 3582_fl_SET_HT_comon
  4. Dボタンを10回押します。

  5. [LIGHT]が点灯し、[1]または[3]が点滅します。

  6. Aボタンを押して、点灯時間を選びます。

  7. [1]:1.5秒点灯します。

    [3]:3秒点灯します。

    3582_18_LT_Intro
  8. Eボタンを2回押して、設定を終了します。

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