本機について
時計の概要と、便利な使い方を紹介します。
本製品の特長
Bluetooth対応のスマートフォンと接続し、通信することができます。
太陽や照明の光によって発電し、電気エネルギーを充電しながら動きます。
時刻情報を乗せた電波を受信し、正確な時刻を表示します。
世界55都市(38タイムゾーン)*とUTCの時刻を表示できます。
スマートフォンとの接続で更新される場合があります。
設定した時刻になると、アラーム音を鳴らしてお知らせします。
北の方向や目標の方位を調べることができます。
現在地の高度を計測できます。
日時や高度を記録できます。
2点間の高度差を計測できます。
気圧傾向の表示、注意すべき気圧変化の通知もできます。
現在の気温を計測できます。
高度計測で記録したデータの確認や削除ができます。
日付を指定して、日の出/日の入り時刻を調べることができます。
1/100秒単位で24時間まで計測できます。
設定時間をカウントダウン計測し、残り時間が0になるとタイムアップ音を鳴らしてお知らせします。
重要
専門的な計測器ではありません。計測機能は、目安としてお使いください。
方位計を本格的な登山などでご使用になるときは、必ず予備のコンパス(方位磁針)を携帯してください。予備のコンパスと比較して計測した方位が異なる場合は、正しい方位を計測するため、3点補正または8の字補正をしてください。
永久磁石(磁気アクセサリーなど)、金属類、高圧線、架線、家庭電化製品(テレビ、パソコン、携帯電話など)の近くのような、強い磁力がある場所では正しく計測や補正ができません。
高度計は、計測した気圧を高度に換算した値を表示します(相対高度計)。そのため標高や海抜高度とは異なる値を表示することがあります。こまめに補正しながら計測することをおすすめします。
参考
この操作ガイドに記載しているイラストは、視認性を考慮して実際のものとは異なる描写をしているものがあります。ご了承ください。
各部の名称

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機能針
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時針
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秒針
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分針
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方位針
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曜日
-
月・日
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りゅうず
Aボタン
時刻モード表示中に押すと、高度計測モードに切り替わります。
Bボタン
押すごとに、モード(機能)が切り替わります。
どのモードでも、2秒以上押し続けると、時刻モードに戻ります。
Cボタン
時刻モード表示中に押すと、方位計測モードに切り替わります。
Dボタン
時刻モード表示中に押すと、画面の表示切り替えができます。
Eボタン
押すと、ライトが点灯します。
文字板と画面の表示

-
高度差/気圧差を機能針が示します。
-
時刻モードに切り替えたとき、機能針が充電量を示します。
-
記録した目標方位(ベアリングメモリー)/記録した現在位置情報(ロケーションメモリー)の方位を方位針が示します。
-
スマートフォンと接続中のときに秒針が
を示します。 -
スマートフォンと接続待機中に秒針が[RC]を示します。
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アラームをオンにすると点灯します。
-
時報をオンにすると点灯します。
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時刻が夏時間のときに点灯します。
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気圧傾向インフォメーションをオンにすると点灯します。
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気圧の単位が点灯します。
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針が退避した状態になっているときに点滅します。
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ルートログ機能がオンのときに点灯します。
-
標準電波を受信、またはスマートフォンと接続して時刻合わせに成功したときに表示します。
以下のとき[RCVD]は消灯します。
時計を操作してホーム都市の設定(日時、都市、サマータイム)を変更した
時計がサマータイム期間を判断して時刻を更新した
標準電波の受信に失敗した
スマートフォンによる時刻合わせに失敗した
モードを切り替える
この時計には、以下のモード(機能)があります。
どのモードで操作していても、Bボタンを2秒以上押し続けると、時刻モードに戻ります。

モードは、上記イラスト内に記載のボタンで切り替えます。
各モードの概略
時刻モード
現在の曜日・月・日を表示します。
Dボタンを押して、以下の項目を表示することもできます。
気圧傾向グラフ、月・日
時・分・秒

高度計測モード
方位計測モード
気圧計測モード
温度計測モード
高度記録の確認モード
日の出/日の入りモード
ストップウオッチモード
タイマーモード
アラームモード
ワールドタイムモード
受信モード
手動で電波を受信します。

-
受信状態レベル
ペアリングしているスマートフォンと接続して時刻を合わせる
Aボタンを押します。
ペアリングしているスマートフォンを探す
Aボタンを約5秒間押し続けます。
りゅうずを使う
りゅうずは、ねじ込み式になっています(ねじロック式りゅうず)。お使いになるときは、りゅうずを左回しにして、ねじ込みを緩めてください。

重要
防水性能の低下や衝撃を受けたときの損傷を防ぐため、操作が終わったら、りゅうずを押しながら右に回して必ずねじ込みをしてください。

りゅうずを戻すときは、強く押し過ぎないようにご注意ください。
早送り/早戻しする
りゅうずを引いた状態で素早く繰り返し回すと早送りまたは早戻しができます。時計を操作して手動で時刻を合わせているとき、早送り中に再度りゅうずを素早く繰り返し回すと、時針と分針の動きが速くなります。
早送り/早戻しを解除する
りゅうずを逆方向に回す、またはボタンを押します。
参考
りゅうずを引いた状態で2分以上何も操作しないと、操作が効かなくなります。その場合は、りゅうずをいったん戻し、再度引いてください。
りゅうずを引いた後の操作が無効である場合は、りゅうずを引いた直後に以下の表示が出ます。この場合はりゅうずを戻してロックしてください。

針を一時的に移動する
針を一時的に移動させて、画面など他の表示を見やすくすることができます。
-
Eボタンを押しながら、Bボタンを押します。
-
もう一度、Eボタンを押しながらBボタンを押す、またはBボタンを押してモードを切り替えると、針が通常の位置(時刻表示)に戻ります。
画面が見えやすい位置に針が移動します。

参考
針が退避している状態で何も操作をしないまま約1時間経過すると、針は現在時刻の位置に戻ります。
充電する
この時計は、ソーラーパネルで発電した電気をバッテリー(二次電池)に充電しながら動作します。ソーラーパネルは文字板と一体になっており、文字板に光が当たっているときは常に発電し充電しています。
充電する
時計を腕から外しているときは、光が当たる明るい場所に置いて充電してください。

腕につけているときは、文字板(ソーラーパネル)に衣類の袖がかからないように心がけてください。文字板(ソーラーパネル)が一部でも隠れていると発電効率が低下します。

重要
充電の際、光源の条件や環境によっては時計本体が非常に高温になり、火傷を負ったり、時計内部の部品が破損する原因となります。
以下のような60°C以上になる可能性がある場所での充電は避けてください。
炎天下に駐車している車のダッシュボードの上
白熱灯、撮影用ライト、ハロゲンランプなどの発熱体に近い所
直射日光が長時間当たり高温になる所
極端な高温下では液晶パネルが黒く(液晶タイプによっては白く)なることがありますが、温度が下がれば正常に戻ります。
充電量を確認する
時刻モードに切り替えたときの画面の表示と機能針の位置で、充電量を確認できます。

-
良好(充電レベル1)
-
良好(充電レベル2)
-
充電不足(充電レベル3)
充電レベル4と充電レベル5は、時刻モードに切り替えなくても現象が現れます。
充電レベル1:良好
すべての機能を使えます。

充電レベル2:良好
すべての機能を使えます。

充電レベル3:充電不足
以下の機能が使用できません。また、秒針が2秒ごとに動きます。
電波受信
方位計測、高度計測、気圧計測、温度計測
ライト点灯
音(アラームなど)
スマートフォンとの接続

充電レベル4:充電不足
レベル3よりも充電量が減ると、すべての機能が使えなくなります。また、すべての針が停止します。

充電レベル5:充電切れ
すべての針が停止して、液晶画面の表示が消灯します。また、データがすべて消去され、設定がお買い上げ時の状態に戻ります。
重要
充電不足や充電切れになったときは、文字板(ソーラーパネル)に光を当てて速やかに充電してください。
参考
[RECOVER]が点滅しているときは、一時的な電池消耗により、すべての機能が使用できなくなります。
充電が切れた状態で光に当て続けると、[CHARGE]が表示されます。これは充電を開始したことを示します。
充電時間の目安
充電時間の目安として、下の表をご活用ください。
1 日、使用するために必要な充電時間
|
光量(ルクス) |
充電時間 |
|---|---|
|
50,000 |
8分 |
|
10,000 |
30分 |
|
5,000 |
48分 |
|
500 |
8時間 |
充電量の回復に必要な時間
晴れた日の屋外など(50,000ルクス)
|
充電切れ |
2時間 |
|
充電量:中 |
20時間 |
|
充電量:高 |
6時間 |
晴れた日の窓際など(10,000ルクス)
|
充電切れ |
6時間 |
|
充電量:中 |
73時間 |
|
充電量:高 |
20時間 |
曇りの日の窓際など(5,000ルクス)
|
充電切れ |
9時間 |
|
充電量:中 |
119時間 |
|
充電量:高 |
32時間 |
蛍光灯下の室内など(500ルクス)
|
充電切れ |
104時間 |
|
充電量:中 |
- |
|
充電量:高 |
- |
参考
実際の充電時間は、環境や時計の設定などによって異なります。
節電(パワーセービング機能)
午後10時から午前5時50分の間に、時計を暗い場所に約1時間置いておくと画面の表示が消えて、レベル1の節電状態になります。この状態が6~7日続くと、レベル2の節電状態になります。
節電レベル1:
秒針のみ12時位置で停止して、画面表示を消して節電します。スマートフォンと接続することはできます。
節電レベル2:
すべての針が停止して、画面表示を消して節電します。すべての機能を使用できません。
節電状態を解除する
以下の方法で、節電状態を解除します。
いずれかのボタンを押す
時計を明るい場所に置く
時計を傾けてフルオートライト機能を作動させる
参考
時計が以下のときは、節電状態になりません。
ストップウオッチモード
タイマーモード
気圧傾向インフォメーションを設定しているとき
パワーセービング機能のオン/オフを切り替えることができます。
時計を装着している場合でも、ソーラーパネルが袖などに隠れていると節電状態になることがあります。
暗い所で時計を見る
暗い所で時計の表示を見るときに、ライトを点灯することができます。
手動でライトを点灯させる
Eボタンを押すと、ライトが点灯します。
ライト点灯中にアラーム音が鳴る、またはりゅうずを操作すると、消灯します。
電波受信中、針の移動中は、ライトが点灯しません。また、センサー計測中もタイミングにより点灯しません。

自動的にライトを点灯させる
フルオートライト機能がオンのときは、暗い所で時計を40°以上傾けると、ライトが点灯します。

重要
以下の図のように、時計が水平状態から15°以上傾いていると、点灯しにくくなります。

静電気や磁気の影響でフルオートライトが作動しないことがあります。その場合、もう一度時計を水平状態にしてから傾けてください。
時計を傾けたとき、内部から「カラカラ」と音がする場合があります。これは、フルオートライトスイッチの作動音で、故障ではありません。
参考
明るいところでは点灯しません。
以下の状態のとき、フルオートライト機能は作動しません。
アラーム音やタイマー音などが鳴っているとき
針が移動しているとき
方位計測モードのとき
電波を受信しているとき
Bluetooth通信中
フルオートライト機能を設定する
フルオートライト機能のオンとオフを切り替えることができます。
-
時刻モードにします。
-
りゅうずを緩めてから引きます。
-
Bボタンを3回押します。
-
りゅうずを回して、フルオートライト機能のオンとオフを切り替えます。
-
りゅうずを戻し、ロックします。
現在設定しているホーム都市を表示します。

[
]が点灯し、[ON]または[OFF]が点滅します。

参考
りゅうずを引いた状態で2分以上何も操作しないと、操作が効かなくなります。その場合は、りゅうずをいったん戻し、再度引いてください。
点灯時間を設定する
ライトの点灯時間は、1.5秒と3秒のどちらかを選ぶことができます。
-
時刻モードにします。
-
りゅうずを緩めてから引きます。
-
Bボタンを4回押します。
-
りゅうずを回して、点灯時間を選びます。
-
りゅうずを戻し、ロックします。
現在設定しているホーム都市を表示します。

[LIGHT]が点灯し、[1]または[3]が点滅します。
[1]:1.5秒点灯します。
[3]:3秒点灯します。

参考
りゅうずを引いた状態で2分以上何も操作しないと、操作が効かなくなります。その場合は、りゅうずをいったん戻し、再度引いてください。
本機の便利な使い方
本機とスマートフォンをペアリングすることで、時計のさまざまな機能を簡単に使うことができます。
時刻を自動で合わせます

300以上の都市の中から選ぶことができます

スマートフォンで記録したメモリー地点までの距離と方位を確認できます

スマートフォンと連動し、移動した場所の高度と経路を記録できます

その他、時計のさまざまな設定がスマートフォンで操作できます。
まずは、時計とスマートフォンをペアリングしてください。
時計とスマートフォンをペアリングするには、カシオオリジナルのアプリケーション「CASIO WATCHES」をスマートフォンにインストールする必要があります。
ペアリングする









充電量:中