モジュール番号 5741

方位計測

北の方向や目標の方位を調べることができます。

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重要

正確な計測のために、以下をご覧ください。

方位を計測する

  1. 方位計測モードにします。

  2. [COMP]が表示され、方位計測を開始します。

  3. 計測したい目標に時計の12時位置を向けて、水平に保ちます。

  4. 秒針が北方位を示します。画面には目標の16方位や方位角が表示されます。

    再計測するときは、Cボタンを押します。

方位の見方

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方位:N(北)、E(東)、W(西)、S(南)

参考

計測によって示す北方位は磁北です。北方位を真北に変更することもできます。

最初の計測結果を表示後、約1秒ごとに約60秒間計測が続きます。Cボタンを押してから約60秒経過すると、時刻モードに戻ります。

計測中は、フルオートライト機能でライトを点灯することができません。

方位計測中にアラームなどの音が鳴ったときやEボタンを押してライトを点灯させたときは、一時的に計測が中止します。アラーム音が止まった後、またはライトが消灯した後に計測が再開します。

CASIO WATCHESを使って位置情報を記録し、時計上で記録した場所までの距離と方位を表示できます。

地図の方向と実際の風景を合わせる(整置)

「整置」とは、地図の北方位をコンパス(方位磁針)の北方位に合わせることです。「整置」をすると、地図と地形の関係を把握しやすくなります。この時計を使って「整置」をするには、地図の北方位を、この時計で計測した北方位に合わせてください。「整置」をしたら、地図の方向と周囲の風景を見比べて現在地や目的地をご確認ください。

現在地や目的地を確認するには、地図を読むための知識と経験が必要です。

目標方位を記録する(ベアリングメモリー)

目標の方位を記録できます。記録した方位は方位針で示します。視界がよくないときも目標の方位に進むことができます。

  1. 方位計測モードにします。

  2. 記録したい目標に時計の12時位置を向けて、水平に保ちます。

  3. Dボタンを押します。

  4. 時計の12時位置の方向を目標の方位として記録します。

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    記録した方位を消去する場合は、Dボタンを2秒以上押し続けます。

方位を補正する

方位計測値のずれを補正する

正確なコンパス(方位磁針)と比較して計測値がずれている場合や登山前に、正しい方位を計測するため、8の字補正または3点補正をしてください。

強い磁力がある場所では正しく計測や補正ができません。

8の字補正

  1. 方位計測モードにします。

  2. りゅうずを緩めてから引きます。

  3. Infinityが表示されます。

    5741_59_COMP
  4. Cボタンを押します。

  5. 図のように腕を動かして、8の字補正をします。

    img_COMP_8nojiHosei

    手首をひねるように動かしてください。

    体からなるべく離れたところで動かしてください。

    補正計測中はInfinityが点滅から点灯に変わります。

    補正計測が成功すると、[OK]を表示します。

    参考

    補正計測に失敗すると、手順2の状態に戻ります。もう一度手順3を繰り返してください。

  6. りゅうずを戻し、ロックします。

3点補正

  1. 方位計測モードにします。

  2. りゅうずを緩めてから引きます。

  3. Infinityが表示されます。

  4. Bボタンを押します。

  5. disp_arrow_U 1]が表示されます。

    5741_60_COMP
  6. 時計を水平に保ちながら、Cボタンを押します。

  7. 1点目の補正計測が始まり、[disp_arrow_U WAIT]が表示されます。補正計測が成功すると、[OK] arrow_R_ver2021 [Turn 180°] arrow_R_ver2021disp_arrow_D 2]の順に表示されます。

  8. できるだけ正確に時計を180度回します。

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  10. Cボタンを押します。

  11. 2点目の補正計測が始まり、[disp_arrow_D WAIT]が表示されます。補正計測が成功すると、[OK]が表示されたあと、[TURN]と[OVER]が交互に表示されます。

  12. 時計を地面の方向に向くように裏返します。

  13. 3452_COMP_08
  14. 時計を水平に保ちながらCボタンを押します。

  15. 3点目の補正が始まり、[WAIT]が表示されます。補正計測が成功すると、[OK]を表示します。

  16. りゅうずを戻し、ロックします。

参考

りゅうずを引いた状態で2分以上何も操作しないと、操作が効かなくなります。その場合は、りゅうずをいったん戻し、再度引いてください。

補正計測に失敗すると、手順2の状態に戻ります。その場合は、手順3から補正をやり直してください。

北方位を真北に設定する(磁気偏角補正)

表示される北方位を磁北ではなく真北にする場合は、磁気偏角の方角(東偏または西偏)と角度を設定します。

磁気偏角は1°(度)単位で、近い方の値を設定してください。
例 「7.4°(度)」の場合:「7°(度)」に設定
例 「7°40’(7 度40 分)」の場合:「8°(度)」に設定

参考

「磁気偏角の方角(東偏または西偏)と角度」は、地形図や登山地図のような等高線が描かれた地図に記載されています。また、国土地理院のホームページなどで調べることもできます。

  1. 方位計測モードにします。

  2. りゅうずを緩めてから引きます。

  3. Infinityが表示されます。

  4. Bボタンを押します。

  5. disp_arrow_U 1]が表示されます。

    5741_60_COMP
  6. Bボタンを押します。

  7. [DEC]と現在の磁気偏角の設定が表示されます。

    5741_62_COMP
  8. りゅうずを回して、磁気偏角の方角と角度を設定します。

  9. 設定範囲:西偏90°~東偏90°

    [OFF]:磁北

    [E]:磁北が真北よりも東(東偏)

    [W]:磁北が真北よりも西(西偏)

    設定を[OFF] に戻すには、AボタンとCボタンを同時に押します。

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  10. りゅうずを戻し、ロックします。

参考

りゅうずを引いた状態で2分以上何も操作しないと、操作が効かなくなります。その場合は、りゅうずをいったん戻し、再度引いてください。

磁北と真北

北を示す地理用語には磁北と真北の2種類があります。

磁北:コンパス(方位磁針)が示す北

真北:北極点の方向

下図のように、磁北と真北は一致していません。

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参考

一般に市販されている地図の「北」は真北のことです。

方位計測のご注意

使用場所

強い磁力の近くで計測すると、計測値に誤差が発生します。以下の物から離れてご使用ください。

永久磁石(磁気アクセサリーなど)、金属類、高圧線、架線、家庭電化製品(テレビ、パソコン、携帯電話など)

室内、特に鉄筋コンクリート構造の建物内では正確な計測はできません。

電車、船、飛行機などの乗り物の中では、正確な計測はできません。

保管場所

時計本体が磁気を帯びた場合、方位計測の精度に影響を及ぼす恐れがあります。以下の物の近くには置かないでください。

永久磁石(磁気アクセサリーなど)、金属類、家庭電化製品(テレビ、パソコン、携帯電話など)

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