音色を選ぶ
グランドピアノ音色を含む全鍵盤用の音色28種類、クラシカルピアノレパートリーの音色10種類、および低音部専用のベース音色1種類を内蔵しています。
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本機鍵盤部の上側に音色名が記されています(クラシカルピアノレパートリーの音色を除く)。
詳しくは、「鍵盤を使って音色を選ぶ」をご参照ください。
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1つの音色を選んで鍵盤演奏できるほか、2つの音色を重ねて鳴らしたり(レイヤー)、低音部にベースを割り当てたりすることが可能です。
詳しくは、「2つの音色を重ねる(レイヤー)」、「鍵盤を左右に分けて使う(スプリット)」をご参照ください。
グランドピアノ音色の特徴
本機のグランドピアノ音色は、BERLIN GRAND、HAMBURG GRAND、VIENNA GRANDの3種類があります。グランドピアノ音色は、それぞれ異なる長所を持ったおすすめの音色ですので、演奏する曲やお好みに合わせてお選びください。
音色名 |
特徴 |
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BERLIN GRAND |
音の輪郭がはっきりとして、落ち着きのある上品で軽やかな音です。透明感のある音と響きが、色彩豊かな美しい旋律を奏でます。印象派の音楽を演奏するのに適しています。 |
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BRIGHT |
明るくてクリアなBERLIN GRAND音色です。 |
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MELLOW |
暖かみがあり落ち着いたBERLIN GRAND音色です。 |
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HAMBURG GRAND |
迫力と力強さを兼ね備えており、強弱の表現幅が広く、多くのピアニストから愛されている上品で艶のある音です。あらゆる演奏にお使いいただけます。 |
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BRIGHT |
明るくてクリアなHAMBURG GRAND音色です。 |
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MELLOW |
暖かみがあり落ち着いたHAMBURG GRAND音色です。 |
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VIENNA GRAND |
低域弦の迫力と柔らかく美しい弱打を備え、豊かな表現力を持つ、重厚で落ち着いた音です。古典派の音楽を演奏するのに向いています。 |
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BRIGHT |
明るくてクリアなVIENNA GRAND音色です。 |
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MELLOW |
暖かみがあり落ち着いたVIENNA GRAND音色です。 |
クラシカルピアノレパートリー音色の特徴
音色名 |
特徴 |
SONATA GRAND |
柔らかな弱打から力強い強打まで、しなやかな強弱変化を持った音です。ピアノソナタの様な劇的な音楽を演奏するのに適しています。 |
CONCERT ETUDE GRAND |
煌びやかで華やかな響きの中で、明快さを持った音です。コンサートで演奏される様な聴き映えのある音楽を演奏するのに適しています。 |
ETUDE GRAND |
安定した粒立ちで聴き取りやすい音質と、しっかりした強弱表現を兼ね備えた音です。普段の練習に最適なピアノ音色です。 |
PRELUDE GRAND |
柔らかさとキラキラした響きを持ち、色彩を感じさせる音です。プレリュードなど自由な作風の楽曲を演奏するのに適しています。 |
ROMANCE GRAND |
柔らかく美しい響きと、その中でメロディを浮き立たせる輪郭を持った音です。無言歌などの抒情的な作品を演奏するのに適しています。 |
PARTITA GRAND |
粒立ちがよく、適度な響きの中で軽快なタッチ表現を持った音です。バロック時代の鍵盤楽器用音楽の様な作品を演奏するのに適しています。 |
NOCTURNE GRAND |
柔らかい響きの中で美しい弱音とメロディアスな表現を持った音です。ノクターンの様な夜を思わせる静けさと美しいメロディを持つ音楽を演奏するのに適しています。 |
WALTZ GRAND |
明るく軽快、非常に華やかで優美な音です。ワルツの様な楽しさと優美な舞曲を演奏するのに適しています。 |
POLONAISE GRAND |
リズミックな音型と響きの充実した和音を持つ、堂々と力強い音です。ポロネーズの様な、荘重さと勇壮さを持った音楽を演奏するのに適しています。 |
LITTLE PIECE UPRIGHT |
素朴で懐かしさと暖かみを感じるアップライトピアノの音です。子どもの頃を思い出させる様な小品を演奏するのに適しています。 |
音色を1つ選ぶ
鍵盤を使って音色を選ぶ
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「TONE」ボタンを押さえたまま、C{3~E}6鍵盤のいずれか1つを押します。
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各鍵盤で選べる音色は、「音色リスト」をご参照ください。
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音色リストの順番で音色を選ぶ
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「TONE」ボタンを押さえたまま、B2またはC3鍵盤を押します。
鍵盤
設定
B2
前の音色に切り替える(-)
C3
次の音色に切り替える(+)
タッチボタンで音色を選ぶ
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「BERLIN GRAND」ボタン、「HAMBURG GRAND」ボタン、または「VIENNA GRAND」ボタンにタッチします。
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押したボタンのグランドピアノ音色が選ばれます。
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「TONE」ボタンにタッチします。
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鍵盤を使って最後に選択した音色(初期設定ではBERLIN GRAND)が選ばれます。
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2つの音色を重ねる(レイヤー)
鍵盤演奏時に2つの音色を同時に鳴らすことができます。音色を重ねることから、この使い方をレイヤーと呼びます。先に選んだ音色をUpper1パートの音色、次に選んだ音色をUpper2パートの音色と呼びます。[レイヤー]を<オン>にすると、Upper1とUpper2両方のパートの音が同時に鳴ります。

レイヤーをオン/オフにする
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「TONE」ボタンを押さえたまま、C7鍵盤(レイヤー)を押します。
1つの鍵盤でオン/オフの切り替えや、設定値を変更する(操作タイプD)
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初期値:オフ
設定値 |
設定内容 |
オフ |
レイヤーをオフにします。 |
オン |
レイヤーをオンにします。 |
Upper2パート音色を選ぶ
[レイヤー]が<オン>のときに、Upper2パート音色を選ぶことができます。
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[レイヤー]を<オン>にする。
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「TONE」ボタンを押さえたまま、C{3~E5、F{5~E}6鍵盤のいずれか1つを押して、Upper2パートの音色を選びます。
Upper1パートの設定を変える
Upper1パートの音量調節やオクターブシフトができます。
詳しくは、「Upper1パートの設定を変える」、「Upper1パートをオクターブシフトする」をご参照ください。
Upper2パートの設定を変える
Upper2パートの音量調節やオクターブシフトができます。
詳しくは、「Upper2パートの設定を変える」、「Upper2パートをオクターブシフトする」をご参照ください。
鍵盤を左右に分けて使う(スプリット)
低音部専用の音色<BASS (LOWER)>を選ぶと、鍵盤の低音部でベースの音を鳴らすことができます。鍵盤全体を左右に分けることから、この使い方をスプリットと呼びます。低音部の音色をLowerパートの音色、高音部の音色をUpper1パートの音色と呼びます。

低音部専用の音色を選ぶ
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「TONE」ボタンを押さえたまま、F5鍵盤(BASS)を押します。
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低音部(左側)の鍵盤だけがBASS音色になり、高音部(右側)の鍵盤はそれまで選んでいた音色がそのまま残ります。
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Upper1パートの設定を変える
Upper1パートの音量調節やオクターブシフトができます。
詳しくは、「Upper1パートの設定を変える」、「Upper1パートをオクターブシフトする」をご参照ください。