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本機とパソコンを接続する

本機とパソコンを接続することで、両者間でのデータ転送や、本機のOSアップデートができます。

重要!

データの転送中は、USBケーブルのプラグや本機の画面に触らないでください。

本機とパソコンを接続する、接続を解除する

本機とパソコンを接続する

カシオ純正のUSBケーブルを使って接続することをおすすめします。市販品の場合は、必ずデータ転送に対応したUSBケーブルをご使用ください。

  1. USBケーブルを使って本機とパソコンを接続する。

  2. Select Connection Modeダイアログが表示されます。

  3. [USB Flash]を反転させ、Oを押す。

  4. 本機の画面にPreparing USBと表示されるので、何も操作せずにしばらくお待ちください。

    本機とパソコンの接続が確立すると、右のような画面が表示されます。同時に、本機の保存メモリー(Storage Memory)が、USBドライブ(以降「電卓ドライブ」と呼びます)としてパソコンにマウントされます。

    CY875_Exam Mode_Exiting _1
  5. パソコン上で電卓ドライブを開く。

  6. パソコンの設定によっては、本機とパソコンの接続が確立すると、自動的に電卓ドライブのウインドウが開き、本機のメモリーに保存されているファイルやフォルダーが表示されます。

    自動的に開かない場合は、パソコンのOSに応じて下記のとおりに操作します。

    Windows:

    エクスプローラーを使って、PCの中にある電卓ドライブを開いてください。なおOSのバージョンによっては、PCとは異なる名前のことがあります。

    macOS:

    デスクトップ上に現れる電卓ドライブアイコンをダブルクリックして開いてください。

  7. 電卓ドライブのウインドウを使って、ファイルやフォルダーを操作する。

  8. ファイルやフォルダーのコピー、削除などができます。操作方法は、パソコン上の通常の操作と同様です。

    電卓ドライブ内に表示されるファイルやフォルダーについては、電卓ドライブの内容についてを参照してください。

    重要!

    電卓ドライブをパソコンからの操作でフォーマットしないでください。誤ってフォーマットしてしまうと、本機のメモリー上のすべてのデータが削除されます。本機とパソコンのUSB接続を切断すると、本機の画面にFile System ERRORが表示されます。対処について詳しくは、エラーメッセージ一覧を参照してください。

  9. 必要な操作が済んだら、本機とパソコンのUSB 接続を解除する。

  10. 本機とパソコンの接続を解除するを参照してください。

参考

enzanアイコンがステータスバーに表示されている間、またはグラフやGeometryアプリの図形などが点滅している間は、本機にUSBケーブルを接続しても、Select Connection Modeダイアログは表示されません。enzanアイコンが消えるのを待つか、グラフなどが点滅している場合は点滅を止める操作をしてから、再度USBケーブルを接続してください。

本機とパソコンを接続したときにStorage Memory Fullメッセージが表示された場合は、保存メモリー(Storage Memory)の容量が不足しています。保存メモリー上の不要なファイルを削除して空き容量を増やしてから、接続し直してください。

電卓ドライブにパソコンのローカルディスクからファイルをコピーする場合、コピーが始まるまでに数分の時間がかかる場合があります。これは、本機が保存メモリーの最適化を自動実行しているためで、故障ではありません。

本機とパソコンをUSB接続中に、パソコンが省電力モードやスリープモード等の休止状態に入ると、USB接続が自動的に切断されることがあります。

OS Updateついて

Select Connection Modeダイアログ*に表示される[OS Update]は、パソコンからの操作で本機のOSアップデートを実行する際に選びます。詳細は、更新版OS公開時のリリーステキストを参照してください。

本機とパソコンを接続するの手順1を参照してください。

電卓ドライブの内容について

本機はデータの保管場所として、メインメモリー(Main Memory)と保存メモリー(Storage Memory)を備えています。それぞれのメモリーの内容は、Memoryアプリを使って表示できます。

 

電卓ドライブは、本機の保存メモリーをパソコン上で表示したものです。電卓ドライブのルートディレクトリーには、下記のようなファイルやフォルダーが表示されます。

@MainMemフォルダー ... 本機のメインメモリーのデータが格納されています。@MainMemフォルダーの内容を参照してください。このフォルダーの内容は、本機とパソコンのUSB接続時にそのつど、メインメモリーから保存メモリーにコピーされます。*

Captフォルダー ... 画面をキャプチャーすると自動的にこのフォルダーが作成され、このフォルダー内にキャプチャー画像が保存されます。bmp形式で保存したキャプチャー画像は、パソコンで表示できます。

module.py ... Pythonアプリに入ると自動的に作成されるpyファイルです。

その他 ... 本機のデータを保存したファイル(拡張子:.g4m)やpyファイル、csvファイルなどが表示されます。詳しくは、Storage Memoryタブに表示されるファイルを参照してください。

USB接続時にこのコピーを実行するのに十分な保存メモリーの空き容量がない場合、Storage Memory Fullメッセージが表示され、コピーは実行されません。この場合は、保存メモリー上の不要なファイルを削除して空き容量を増やしてから、接続し直す必要があります。

@MainMemフォルダーの内容

下記の各ファイルは、すべてメインメモリーのデータと1対1で対応しています。データの内容について詳しくは、Main Memoryタブに表示されるデータを参照してください。

フォルダー名

ファイル名*

@3DGRAPH

3DGRAPH.g4m

@GEOM

@IMAGE.g4m

<データ名>.g4m

@DBASE

Adopted.g4m、Atomic.g4m、Electoro.g4m、Periodic.g4m、Physico.g4m、Univers.g4m、User.g4m

@PROBSIM

PROBSIM.g4m

LISTFILE

FILEx.g4m (LISTFILE x)、LISTxx.g4m、LISTANS.g4m (LIST ANS)

MAT_VCT

MATx.g4m、MATANS.g4m (MAT ANS)、VCTx.g4m、VCTANS.g4m (VCT ANS)

SSHEET

_SETTING.g4m、SHEET.g4m、<データ名>.g4m

ROOT

ALPHAMEM.g4m (ALPHA MEM)

CONICS.g4m

DIST.g4m

DYNAMEM.g4m (DYNA MEM)

EQUATION.g4m

FINANCE.g4m

NUMINEQ.g4m

RECUR.g4m (RECURSION)

SETUP.g4m

STAT.g4m

SYSTEM.g4m

TABLE.g4m

Y=DATA.g4m

本機のMemoryアプリのMain Memoryタブでは、拡張子は表示されません。また、( )付きの名前がある場合、Main Memoryタブには( )内の名前が表示されます。

USB接続解除時のメインメモリーデータの更新について

本機とパソコンのUSB接続中は、パソコンを使ってフォルダーやファイルの削除、ファイルの追加など、@MainMemフォルダーの内容を編集できます。USB接続を解除すると、本機のメインメモリーのデータは@MainMemフォルダーの現在の内容で更新されます。ただし、次のことにご留意ください。

@MainMemフォルダーそのものを削除すると、本機のメインメモリーの全データが初期化されます。

@MainMemフォルダー内で更新の対象となるのは、保存メモリーのルートディレクトリーから3階層までのフォルダーやファイルです。

CY875_USB Connection_1 + CY875_USB Connection_1

SMEM ← 保存メモリーのルートディレクトリー

@MainMem (1階層目)

フォルダー(2階層目)

フォルダー(3階層目) ← この中のファイルまでが更新の対象

3階層を超えるフォルダーがあった場合、そのフォルダーおよびその内容は、保存メモリー上のSAVE-Fという名前のフォルダーに移動されます。

本機とパソコンのUSB接続中にg4mファイルを@MainMemフォルダー内にコピーすると、そのg4mファイルが属するフォルダー内のデータとして、メインメモリーにコピーされます。@MainMemフォルダー内のg4mファイル名に対応するメインメモリーのデータ名については、@MainMemフォルダーの内容を参照してください。そのg4mファイルが属するフォルダーがメインメモリー上になかった場合は、該当するフォルダーが作成されます。

データの種類によっては、@MainMemフォルダーからメインメモリーへのコピー中に同名のデータが見つかると、上書きして良いかを確認するメッセージが表示されます。どの種類のデータで上書き確認メッセージが表示されるかについては、g4mファイルをメインメモリーに読み込むにはの「重要!」を参照してください。

本機で扱うことができないファイルやフォルダーを@MainMemフォルダー内に追加した場合、それらのフォルダーやファイルはメインメモリーには反映されず、保存メモリー上のSAVE-Fという名前のフォルダーに移動されます。

USB切断時に@MainMemフォルダーにあるデータがメインメモリーの容量より大きい場合、Memory ERRORメッセージが表示され、データの更新は行われません。

本機とパソコンの接続を解除する

重要!

下記手順4の操作を完了し、System Managerメニューが表示されるまでは、本機とパソコンを接続しているUSBケーブルを取り外さないでください。

  1. 本機をWindowsパソコンと接続している場合は、電卓ドライブに割り当てられているドライブレター(E、F、Gなど)を確認する。

  2. OSに応じて下記のとおりに操作する。

  3. Windows:

    画面右下のタスクトレイの「ハードウェアの安全な取外し」アイコンをクリックすると表示されるメニューから、手順1で確認した電卓ドライブのドライブレターと一致するドライブを選択します。「このデバイスはコンピューターから安全に取り外すことができます」というメッセージが表示されるのを確認してください。

    macOS:

    電卓ドライブアイコンを取り出しアイコン(ごみ箱アイコン)にドラッグします。電卓ドライブアイコンがデスクトップから消えるのを確認してください。

  4. 本機の画面にUpdating Main Memoryというメッセージが表示されている間は、何も操作せずに待つ。

  5. 本機の画面にComplete!‎というメッセージが表示されたら、Oを押す。

  6. このとき、SystemアプリのSystem Managerメニューが表示されます。

    本機とパソコンを接続しているUSBケーブルを、本機とパソコンから取り外して構いません。