MIDIレコーダーとオーディオレコーダーの特長
本機はMIDIレコーダーとオーディオレコーダー、2つの録音機能を備えています。録音または再生したいデータのタイプに応じて、[レコーダー]の設定を、<MIDIレコーダー>と<オーディオレコーダー>で切り替えることが必要です。
録音の特長
MIDIレコーダー
演奏をMIDIデータにして、内蔵メモリーにある2つのトラック(演奏が記録されるデータ領域)へ録音します。

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鍵盤の演奏情報(鍵盤の押鍵や離鍵、タッチの強さなど)をMIDIデータとして記録します。
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MIDIデータは、オーディオデータと比較すると極めてデータサイズが小さく、コンピューターなどで後から編集することができるという利点があります。
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録音可能な曲数は1曲です。新しく録音した時点で、前の録音内容は消去されます。
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1曲に記録できる最大音符数は、2トラックの合計で約10,000音符です。
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MIDIについて
MIDI(ミディ)とは、Musical Instrument Digital Interfaceの略で、メーカーを問わず、電子楽器同士あるいは電子楽器とコンピューター機器との間で演奏情報(鍵盤の押鍵や離鍵、タッチの強さなど)をやり取りできるように定めた統一規格のことです。やり取りする演奏情報をMIDIデータと呼びます。
こんなこともできます
左手パート・トラックを再生しながら、右手パート・トラックに録音

オーディオレコーダー
演奏をオーディオデータにして、USBメモリーへ録音します。

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携帯音楽プレーヤーやテープレコーダーで録音するのと同様に、音そのものをオーディオデータとして記録します。
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オーディオデータのファイルは、MIDIデータと比較するとサイズが極めて大きいです。しかし、パソコンや携帯音楽プレーヤーなどで簡単に聴けるという利点があります。
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USBメモリーには最長約25分、最大99ファイルまで録音可能です。
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オーディオデータについて
本機で録音したオーディオデータは、WAVファイル(リニアPCM、16bit、44.1kHz、ステレオ)の形式で保存されます。
こんなこともできます
MIDIレコーダーに録音した曲を再生しながら、演奏を録音

再生の特長
MIDIレコーダー
左手パート・トラックと右手パート・トラック(両方またはどちらか)を再生します。
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MIDIレコーダーは、MIDIデータとして記録されている演奏情報に従って、本機の内蔵音源を自動演奏することで再生しています。
こんなこともできます
左手パート・トラックや右手パート・トラックの再生に合わせて鍵盤演奏

録音した後、テンポを変える
例えば、遅いテンポで録音しておいて、速いテンポで再生できます。
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右手パート・トラックには、左手パート・トラックで設定したテンポが適用されます。
オーディオレコーダー
USBメモリーのオーディオデータを再生します。
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オーディオレコーダーは、オーディオデータとして記録されている音の波形そのものを再生しています。
こんなこともできます
オーディオデータを再生しながら、鍵盤演奏
